こんにちは。
研修コーディネーターの飯島宗裕です。

暖かくなってきましたね。
ひょっとしたら今夜にも「春一番」が吹くらしいです。
この時期は人事担当者の方は新入社員の受け入れに忙しく
なっているかもしれませんね。

さて、先日気になるニュースを見ました。
「使えない東大生が急増中?」
という内容です。

結局は、東大生の中には「東大までの人」となって
しまう人がおり、社会人として求められる
「問題発見型の人材(言われなくてもやる人間)」
になっていない、というのです。

これは東大だけではなく、今の日本の大学生に
言えることでしょう。

しかし、ここで「大学が悪い」「企業が悪い」なんてことを
議論してもこの問題は解決しません。
なので、ここではスルーします。

ここで言いたいのは、企業側のスタンスです。

「今年の新人は自分で考えて行動できない」
「今の若い社員はコミュニケーションが下手だ」
「最近の若者は敬語を話せない」


そんな愚痴を言っていませんか?

では、お伺いします。
「あなたたちは最初からできていましたか?」

学生時代に体育会系の部活やサービス業などのアルバイト
をしていた人は多少はできていたかもしれませんが、
ほとんどの人はできていなかったと思います。

なぜなら「学校でそんなことを学んでいない」からです。

コミュニケーションやタイムマネジメントを大学で
教えていますか?少しはあるかもしれませんが、
それで身についていますか?

今の諸先輩方は「社会人の経験」によってそれらの技術を
身につけたのであって、新入社員の時から完璧にできていた
とは思えません。

しかし、多くの方は忘れてしまっています。
「自分ができなかった時のこと」を。

新入社員は社会人として「これから」学ぶのです。
そして、それを教え、育てるのはその組織の先輩全員です。
その意識を持たなければ、その組織は成長しないでしょう。

上司:「学校で何を教わってきたんだ!」
新人:「いや、あの、教わってないですよ。」

そう、上記の記事のように学校では教わっていないのです。
なので、「できないから」が問題なのではありません。
どのように「できるようにするか」が問題なのです。

その考えを持って、新入社員と接することが大切です。

いつからやるの?

「今でしょ」 ( ̄∠  ̄ )