今、人材育成が危ない!

「人材育成は大切だ」と言う方は多くいます。 でも、本当に人材育成ができている組織や企業はほんのわずか。 今、日本の人材育成が危ない! このブログでは、人材育成や研修の在り方を考える真面目すぎるブログです。 (性格上、たまにおちゃらけます)

こんにちは。
研修コーディネーターの飯島です。

今月は北海道・群馬・静岡出張あり、認定セミナーありと大忙し。
ありがたいことです。

4月もほぼ日程が埋まり(若干まだ空きあります!(笑))
5月と6月も埋まりつつあります。
もし研修依頼があれば、お早めに!!
(早い者勝ちです)

さて、今回のテーマ。

みなさんはなぜ人材育成をするのでしょうか?

「会社の業績を伸ばすため。」

確かにそうです。
しかし、単にそれだけではありません。
今回は人材育成が経営にどのように影響するか
解説したいと思います。

たとえば、10人の会社があったとしましょう。
この10人全員が営業社員だったとします。
そして、1人あたり1か月100円の売上を得たとしましょう。

10名×100円=1000円 の月間売上となります。

しかし、人件費がかかります。
1人あたり1か月50円の人件費がかかるとしましょう。
10名×50円=500円

そうすると、この会社の利益は500円です。
(実際には仕入や販管費がかかりますが、
今回はわかりやすくするため除外)

では、もっと売上を上げたい!ということで
12名に営業社員の数を増やします。
12名×100円=1200円(月間売上)
12名×50円=600円(人件費)
1200円-600=600円(利益)

次に営業社員を増やすのではなく、一人一人の
パフォーマンスを上げた場合を考えます。
1人当たりの売上が120になったと仮定します。
10名×120円=1200円(月間売上)
10名×50円=500円(人件費)
1200円-500円=700円(利益)

同じ売上の伸び率だったとしても、利益額に差が
出ました。

では、売上が1500円の場合を考えます。

人を増やした場合
15名×100円=1500円(月間売上)
15名×50円=750円(人件費)
1500円-750円=750円(利益)

パフォーマンスを上げた場合
10名×150円=1500円(月間売上)
10名×50円=500円(人件費)
1500-500円=1000円(利益)

そう、おわかりのようにパフォーマンスを上げるほうが
利益が出ます。
そして、その利益が出た分を営業社員に還元する、
つまり給料を上げることができるのです。

10名×150円=1500円(月間売上)
10名×70円=700円(人件費)
1500円-700円=800円(利益)

つまり、人を増やして売上を上げるよりも
1人のパフォーマンスを上げて売上を上げる
ほうが、営業社員にとっても会社にとっても
プラスになるのです。

そして、給料が上がった営業社員は自分の頑張りが
給料に反映されますから、モチベーションも向上します。

一方、売上が増えてもそれが人数を増やしたことによる
ものであった場合には、給料を上げることは難しく、
モチベーションも下がるでしょう。

以上のように人材育成は経営に大きく影響します。

営業だけではありません。
スタッフ部門や生産部門も利益創出の要素です。
(内製化、効率化、残業減少、ロス削減など)

会社経営と人材育成。
見つめなおしてみてはいかがでしょうか。

あけましておめでとうございます。
研修コーディネーターの飯島です。
本年もよろしくお願いいたします。

日本における人材育成。
残念ながらまだ十分とは言えません。

それは、研修や人材育成に本気な人材が少ないこと。

自分たちの会社や組織の人材を自分たちが育てる。
そのような気持ちが低いような気がしてなりません。

研修を提供する側も、研修をやればそれで終わり。
そのあとは責任を持たない。

こんな環境で、どうして人材育成ができるのでしょうか。

こんなことわざがあります。

「千里の馬は常に有れども伯楽は常には有らず」

いかに才能のある者も、それを認めてくれる人がいなければ
力を発揮できない。

人材育成は名馬を育てるだけではなく、名伯楽を生み出すことが
求められます。

今年は「名伯楽」を生み出す人材育成をやっていこうと
思います。

よろしくお願いいたします。

こんにちは。
研修コーディネーター協会の飯島宗裕です。

暑い!本当に暑い!
昨日は都心で30度を一度も下回らなかったとのこと。
このままだと、10年後には35度が当たり前になって
40度を都心でも観測するでしょうね。

その原因は
地球の温暖化
アスファルトの増加による土の減少
ビルの乱立による無風化
等であり、結局は「人災」だと思います。

つまり、人々が本当に温暖化を食い止める努力を
しなければ、このまま地球はおかしくなるでしょう。

一番怖いのは、自然が強制的にコントロールすること。
夕立も暑くなった地面を冷やすためのコントロール。
ゲリラ豪雨も増えていますが、もっと大きな災害が
起きるような気がしてなりません。

さて、今回のテーマ。

研修の目的とは何ですか?

「人を育てること」

そうです。では、なぜ人を育てるのですか?

「売り上げを上げたり、チームワークを良くしたり・・・」

そうですよね。では、なぜそれらをするのですか?


研修の目的は「組織の問題を解決すること」です。

問題とは「あるべき姿」と「現状」の差(ギャップ)。

その差を埋めすのが問題解決です。

売上1000万円の現状を1500万円にしたい。
その500万円が問題であり、その達成のための
方策が問題解決です。

研修はそのために人材を育成します。
営業スキルの研修や新商品開発の研修など
を行い、500万円の売上向上を目指すわけです。

では、皆さんの行っている研修は、組織のどのような
問題を解決するために行われていますか。

もしそれが明確になっていない、つながっていないので
あれば、研修テーマや内容を見直すべきです。

当たり前の話のように聞こえますが、
意外にできていない組織が多いように思うのは
私だけでしょうか。

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